オウム幹部死刑 ジェノサイド発言について

7月6日、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚以下7人の元オウム真理教幹部の死刑が執行された。

 

その日、ミヤネ屋(読売テレビ日本テレビ系列)というワイドショーに出演した立憲民主党有田芳生参議院議員は、今回の死刑執行に関してこう発言した。

 

「こんなことやったら、ジェノサイドです」

 

あくまで、この発言は法務省の幹部の発言としながらも、わざわざ死刑執行当日にこの発言を取り上げる必要があっただろうか。

 

7人の死刑執行に対し、「ジェノサイド」であるというような意見を取り上げるのであれば、麻原らオウム真理教の行ったテロ行為に対しても、「ジェノサイド」との言葉を使うべきなのではないのか。

 

事実、一連のオウム事件では29人の尊い命が失われている。その中には、坂本堤弁護士一家殺人事件で殺害された、わずか1歳の子供だっているのだ。こっちの方が、よっぽど「ジェノサイド」ではないか。有田議員そして「ジェノサイド」発言をしたと思われる法務省幹部の良識を疑わざるを得ない。