石破茂が総理になったら…

9月に迫った自民党総裁選。

4月現在党内最大派閥の細田派、麻生派二階派といった有力派閥が安倍総裁の3選を支持している。安倍総裁の足元は今のところ安定している。

 

しかし政治というものは、いつ何が起こるかわからない。ないとは思うが細田派や麻生派二階派といった有力派閥の票が石破茂元幹事長に流れたら…

 

自民党の総裁となった人間は高い確率で次期の総理大臣になる。もしも石破氏が総裁選で自民党総裁に選ばれ、内閣総理大臣になったらどうなるかをまとめてみた。

 

①経済政策

石破氏はかねてより、安倍総理の金融緩和政策「アベノミクス」に異論を示している。またリフレ政策に対して、続けていけば必ずハイパーインフレになる、との見解を示している。つまり「反アベノミクス・反リフレ」なのだ。もし石破総理総裁が誕生したら来年の10月予定されている消費増税はほぼ確実に実行。また反アベノミクスを掲げる石破氏は金融緩和からの出口政策を行い、緊縮財政へともっていくだろう。増税と緊縮のダブルパンチで日本の財政は民主党政権時代以来の超不況になるかもしれない。今は引く手あまたの売り手市場もこの超不況によって、就職氷河期になるかもしれない。

 

憲法改正

石破氏は現状、憲法9条改正には賛成の立場をとっており、2項削除案を支持している。では石破氏が総理になり2項削除を実行するのか?

あくまで個人の見解だが、それはしないだろう。石破氏が総理になればマスコミの顔映りを気にし、結局憲法改正に反対する野党やマスコミ等の勢力の意見を次々取り入れ、改憲論議すらしないことになるだろう。

 

③自民分党?

これはあくまで私個人の大胆な予想に過ぎないのであまり信じ込まないでほしいが、石破氏が総裁になれば自民党は分党するのではないかと予想したい。党内にはいわゆる「石破嫌い」が多数おり、石破氏が総裁になってしまえば石破氏の政策に反対する多くの石破嫌いが離党しあらたな保守政党が出来るのではと予想する。まあひとつの政党が出来るぐらい自民党内に石破嫌いがいれば、石破氏が総裁選に当選することなどないわけで。

 

私は安倍総理総裁の3選を強く願う。